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草真流について

華道 草真流 ロゴ

私達は美しいものを見るとその美しさに心をうたれます。自然の中に咲く花や、太陽の光を受けた葉の濃淡など、なんともいえない美しさを発見することができます。草真流では、そんな瞬時にきらめくような感動をいけばなに託して、植物とふれあい、花をより身近に感じとりながら、植物の限りない世界を表現することを楽しんでいます。

華道草真流は昭和29年に初代家元 後藤覚徹によって創流された流派です。覚徹は伊勢神宮の神官の子として三重県伊勢市に生まれ、16歳で福岡に移住。幼少の頃よりいけばなを学び、生花の腕前に定評がある活け手でした。戦後のいけばなの繁栄とともに、新しい住環境や時代にあった花の研究も先駆けて取り組み、

花形から美を求めるのではなく、植物のもっている美を引き出すことから花形ができる

とし、植物のまことを表現することを目指して、草真流を創流しました。

現在草真流では

“人と自然の和・人と人の和・人と花の和”

この3つの和をいけばなから学び取ることを先代の教えとして、流訓としています。


初代家元 後藤 覚徹 (1913~2000)